ビカクシダを販売してみよう

販売

「育てているビカクシダを販売してみたいが、ノウハウがわからない。」

「自分の自信作を世の中にだしてみたいが、不安。」

「育てている株が増えすぎたので、販売して整理できるかな。」

こういった疑問にお答えします。

ビカクシダイアリーへようこそ。

私は今、ビカクシダを育てて、二度目の夏を迎えようとしています。

この一年を振り返って見て、思い返すのは

毎日毎日、ビカクシダと会話してきたこと。

朝は、カーテンを開けて「おはよう」

夜は、照明を消して「おやすみ」

また、いろいろな挑戦をしてきたこと。

今思えば、無謀であったと反省する事も沢山あります。

全くの初心者からの取り組みでしたが、一年間のビカクシダとの付き合いの中で、

経験を通して、ビカクシダについて、沢山の事を知りました。

感覚的に掴んだことも少なくありません。

手が重さを覚えて

「乾いてきたかな?水やりはまだかな?」とか。

「なんか寒そうね、暖房つけようか?」とか。

こんな風に、ビカクシダの気持ちがわかるようになってきた(?)ので

そろそろ「初心者」と名乗るのをやめようかなと思っています。

いろいろな挑戦と経過については、それぞれブログの記事にしていますので、よかったらご覧ください。もちろん失敗談もあります。

もしかしたら失敗談の方が多いかも。

私はブロガーとしても、二年目を迎えました。

趣味ブロガーとして、そろそろ次のステップに進んでみようかなと思っています。

それは・・・

収益を目指すこと

おかげさまで、このブログも毎日検索されていて、皆様のお役に立てていると思います。

まだ広告からの収益はわずかですが、「検索上位」の記事もあったりして、とても楽しいです。

一般的な情報ブログは、クリック数とか、紹介した商材が売れていくら、の世界なので、ブログで月に4桁・5桁の収益が安定化しているブロガーさんは、そんなに多くはないようです。

実は、私も広告収入はまだまだです。

でも、我々植物を育てている者には、別の強みがありますね。それは・・・

商品を自分で作って販売できること

私の次のステップは、「育てたビカクシダを販売」することです。

実はすでに2つ販売できました。

そこに至るまでに考えた事、試してみた事、それらの結果について、ご紹介します。

これからビカクシダの販売を目指しておられる方の参考になればと、思います。

ビカクシダの販売方法は?

私の経験に基づいて話をさせていただきます。

先ず、ブログ内での販売行為は初めから設定していないので除外いたします。

販売の手段として思いついたのは次のとおり

  1. お店に持ち込んで置いてもらう
  2. ヤフオク
  3. ジモティー
  4. BASE
  5. メルカリ

お店に持ち込んで置いてもらう

私の居住している街の一番大きな園芸屋さんに行ってみたら、ビカクシダの板付けは一つもありませんでした。

ビカクシダの鉢植えは売ってありました。頭上の梁にぶらさげてあるのも鉢植えでした。

私はこう考えました。

「板付けを持ち込んでも、日光や風や冬の寒さのケアはしてもらえないのではないだろうか」と。

なので、お店持ち込みの案は却下。

ヤフオク

ヤフオクは経験ないのですが、ちょっと覗いてみました。

出品者は上級者が多く、出品作品も希少種であったり、高級品種であったりして初心者の私が出品するには、ハードルが高い気がしました。

購入できる商品は数も多く、良品も多いように思いました。

オークション形式なので、価格は入札者が決めるので、「値打ち」がはっきりします。想定している価格にならなかったらショックかも?

私も今後、生育や板付けの技術が上がって、自信作ができたら出品してみましょうか・・・・。

ジモティー

ジモティーには何度か出品しましたが、反応なしでした。

おそらく、私の居住している街で、ビカクシダに興味がある人が少ないせいだと思います。

もっと、人口の多い街だと、反応も多くてよく売れるのかもしれません。

ジモティーは地元だけに、送料が安かったり、手渡しできたり、売り上げのうち手元に残る分が多いと思ったのですが、あえなく撃沈。

BASE

BASEにもアカウントを作って始めてみましたが、他の出店者の方々をみたら、ガチの会社さんとかプロっぽい人が多かったので、怖気づいて撤退してしまいました。

また、出店者の情報が見れるようになっているのも撤退した理由の一つです。

私はまだ、本名を名乗る程の者ではないですからね。

あ、でも、自信のある方はどんどん出店しちゃってください。

メルカリ

現在は「メルカリ」一択です。

一番気楽に売買できます。

メルカリはアプリをインストールするところから始まります。

メルカリでの出品の流れについての具体的なやり方については、別にもう1記事作ります。

メルカリはレスポンスがいいのが魅力です。

利用者が多い分、見てくれる人も多いのです。

初めて出品した3株が全部売れちゃいました。

2株がすぐ売れて、残りの1株は1週間後に少し値下げして売れました。

出品してすぐに売れなかったら、閲覧順位が下がって、停滞気味になるようです。

メルカリで売買してみての感想ですが、

出品者も購入者もすごくマナーがよくて、言葉遣いも丁寧で感じがいいです。

アプリ自体も、「次にすること」へのリードの機能がよくて、初心者にもわかりやすいようになっています。

全く初めての方は、「まず何かを購入する」ところから始められることをお勧めします。

一度商品を購入すると、購入者側の「購入手続きから商品到着までの流れ」がわかります。

購入者側の流れがわかったら、次は販売にチャレンジしてみましょう。

というわけで、販売についてはメルカリ、イチオシです。

ビカクシダの価格設定は?

他の出品者の価格を参考にしてください。

高過ぎず、安過ぎず。

大きな品種や希少品種のビカクシダは価格設定が高額で、ビフルカツム・ネザーランドはわりと安価です。幼苗についても同じことが言えます。

メルカリで売れた場合、販売手数料と送料が引かれますので、それらを計算にいれて、価格を設定して下さい。

販売手数料は売上額の10パーセント。

基本的に送料は価格の中に含まれていて、出品者負担の場合がほとんどです。

送料は荷物の大きさによって段階的にかわります。

箱の「縦横高さの合計」が100cm以内なら1000円までで全国一律です。

100cmを超えると「ゆうゆう便」と「らくらく便」で値段がかわってきますので、お得な方を選びましょう。

ビカクシダの梱包の仕方は?

決まりはありませんが、留意したのは次のとおりです。

  1. 箱が水苔の水分で濡れないように工夫する
  2. 板が箱の中で動かないように固定する
  3. 葉を傷つけないように緩衝材をつかう

説明より写真でお見せします。

用意するもの

  1. 段ボール箱
  2. 緩衝材
  3. 新聞紙
  4. 養生テープ
  5. ガムテープ

1作目

比較的小ぶりの株なので、底にねかせた形で送ることにしました。

胞子葉が揺れて折れないようにエアクッションで保護することにしました。

底と周りにクッション保護シートを敷き、新聞紙を敷きました。水分を吸収させる為です。

ビカクシダを底に置き、エアクッションを添えて養生テープで箱に固定。

2作目

今度も小ぶりの株です。

今回は、箱の下の方の側面に穴をあけ、そこからビニル紐を入れて、板を吊り下げるワイヤーに結び付け、株の板が上下しないように固定しました。

板の下部の水苔のない部分を養生テープで、底に貼り付けました。

胞子葉が折れないように両側にエアクッションを入れ、保護シートでふんわりと蓋をしました。

3作目

今回は前回の2回よりも胞子葉が長いので、コルク板を縦に固定する方法をとりました。

その場合、胞子葉が下がって、根元に負担がかからないように、胞子葉の下のスペースに、クシャクシャにした新聞を置いて、それを保護シートで覆いました。

さらに、胞子葉の揺れを防ぐように、プチプチのシートでふんわりと包みました。

プチプチシートの重みがかからないように、空洞を作り、プチプチシートを箱の内壁に養生テープで固定しました。

下の右下の写真のように、葉の周りは空洞になっています。

最後に段ボールの蓋をして、外側をガムテープで固定し、縦横高さの合計を測ります。この寸法と距離で料金が決まります。

では、郵便局かコンビニか宅急便のセンターへGO!

メルカリのアプリの使い方に関しては、別のブログで紹介します。

このやり方で「到着後の評価」は「よかった」を頂きましたので、大丈夫なようです。

以上のように2種類の方法をご紹介しました。

胞子葉が長い株には、立てて送る方法が向いていると思います。

果たして利益はでるのか?

結論からいいますと、利益が出るまでには「時間がかかる」です。

私は当初、「ビカクシダを育成して、収益化できればいいな~」という野心は少しはあったものの、「うまくいけばね~」くらいの軽い気持ちでした。

もともと我々ビカクシダを愛する者は、利益の為に生育を始めたわけではなく、ビカクシダをわが子のように育てる事が楽しいのであり、元気に育つためには、つい入れ込んでしまう、そんな方がほとんどでしょう。

販売についても、きっかけは、家のスペースが限られているので整理するために手放すとか、現在ある株を整理して新しい株に挑戦したいとか、胞子から育成したら大量生産になってしまったとか、株分けでどんどん増えてしまった、といったところでしょうか。

趣味から収益化に至るまでに相当の初期投資をされていることでしょうから、トータルで計算すると利益を生み出すまでにはある程度、時間がかかると思います。

私の場合もビカクシダを販売できるようになるまでに1年かかっていますし、それまでにかかった経費は、苗代、板代、水苔、ベラボン、肥料、その他、もろもろ。

また、維持費として冬場のヒーター代。

まだまだ手出しの方が多いのが現状です。

趣味とはそういうものでしょう。

でも、ビカクシダの生育と販売を継続していけば、売り上げで次の苗や板の仕入れができるようになるでしょうし、例えば、胞子からの栽培や、大きな株からの子株の生育に成功すれば、販売者として軌道に乗ることでしょう。

私も、趣味を楽しむ気持ちを失わず、ビジネスとしても成り立つよう、マイペースに頑張っていきます。

今後の方向性をきめることは必要です

きままにやるか?緻密にやるか?

やりたいことをやりたいようにする

皆さんそれぞれやりたいこと、育てたいものがおありでしょう。

好奇心の向くままに進むのがベストかな~と思いつつ、その中で収益がでればいいな~の感覚。

ニーズの多い品種や希少で高額な品種を狙う

こちらは本気のとりくみになります。

ネットショップやメルカリに出品された物を眺めていると、売れ筋商品や相場価格がわかりますね。

どの分野に進出するのか、戦略的にターゲットをしぼるのもいいですね。

フォロアーが増えて、次の出品を心待ちにするファンもついたりして。

私は今後、自分の興味や探求心の赴くままに新しい事にチャレンジしていくつもりです。

大型のビカクシダも育ててみたいし、株分けも成功させてみたいです。

また、胞子の培養にも取り組んでいくつもりです。

情報収集、情報の整理、育成計画、行動、検証、それらをブログに書き残す事。

いろいろありすぎて忙しい、けど楽しすぎます。

まとめ

沢山育てたら販売したくなる。

販売すると、また新しい株を育てることができる。

新しい株を育てるのは楽しい。

なので、育成も販売も頑張る。

それ!!ですね。

頑張っていきましょう。

長くなりましたが、最後までお読み下さりありがとうございました。

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